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株が人気の理由

残念ながら、シェアというのは一度固まると、1パーセント増でも至難の業なのである。

これだけは頭のどこかに留めておいたほうがいいだろう。 「SーパーDライ」を尖兵にしたアサヒビールの快進撃はみごとだったが、業界を超えたレアケースであり、大事件であった。
同じく、牛乳業界でガリバー企業の名をほしいままにしたY印乳業があっという間にシェアを激減させ、事実上の倒産に追い込まれたのも「事件」であった。 早い話が、特別な事件でもなければ、シェアの変化はあまり期待できないということだ。
では、どうするか。 結論から言えば、業界シェアがまだ固まっていない業界で暴れることがベストだろう。
言ってみれば、戦国時代。 O田信長もT臣秀吉も徳川家康も入り乱れて、ビジネスを展開している。
やがて、その中でポンと出てくる企業がある。 2番手、3番手が続く。
こうしてシェアがだんだんと固定されていくのだ。 そこにチャンスを見出すのがいちばんいい。
ただ、能力に自信があれば、業界2位、3位、4位でも、それこそ、ブービー、業界ビリでもかまわない。 鶏口となるも牛後となるなかれ、である。
業界1位の企業に属してはいるが、リストラ要員では楽しくない。 ならば、自分の手でやればやっただけその影響(貢献度)を肌で感じ取れるという仕事のほうがおもしろいではないか。

ワイワイがやがや、ああでもない、こうでもないと創意工夫と試する中で、より付加価値の高い仕事を覚えていくのだ。 誤を繰り返す。
そういずれを選ぶにしても、ダイナミックな競争ができる世界に飛び込んでいくこと。 そういう世界は、やればやっただけ評価されるからだ。
まさに私が一貫して属した外資系企業がそうだった。 犬細フ「平均年齢40代」の企業に進歩はない。
ここで、私のビジネスマン人生を簡単に振り返ってみたいと思う。 まず、学校を出てから、最初に入った会社はSル石油であった。
小学校のときから姉に連れられて通った教会で英語を勉強し、いつの間にか、英語を駆使して活躍する国際的ビジネスマンになりたいと考えるようになった。 28歳で関東地区の販売課長になった。
最年少でのことだった。 30歳で本社の企画課長になると、霞が関ビルの立派なオフィス勤務である。

ビジネスマンとしては、昇進についてはトップを走っていたし、収入も外資系でよかった。 当時の石油産業は花形だったから、入社が決まると、しばらくの間は「先見性がある」「いい会社に入った」と周囲から褒められた。

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